生きていくうえで、自分はどれだけの欲を満たせているか考えたことはある?
先日私が聞かれた質問だ。
人間誰でも欲はあるもので、その欲を満たせていないと、年をとって自分の人生を振り返った時に、やりきった感が少なく心から幸せとは感じにくいかもしれない。
今回は欲深いと言われている芸能の世界で生きるモデルの私が、人間が満たすべき欲求の優先順位を考えてみた。

人生は欲を満たす旅
「人生は幻想を壊していく旅である。
その幻想(憧れ)を全て経験すると今自分の周りにある小さなことに感謝できるようになる。」
先日、私が尊敬している先輩に言われた一言が印象に残っている。
元々オーストラリア駐在員として現地スタッフの指導を担当していたこの先輩は、語学習得のプロで2年で5ヶ国語をマスターし、
帰国後に各個人のニーズを満たせる英語習得システムを一から創り上げ、ビジネス英語「駐在英語.com」の会社を立ち上げた。
起業家として成功している彼の実績もそうなんだけど、私は彼の人柄が好きで、気さくで穏やかかつ俊敏な性格で、38歳という若さで自分の人生で経験したいことの多くをやり遂げ、現在は長野県の山奥に暮らしハイキングに行ったり自然の中綺麗な奥様とピラティスをしたりと、ハイパーボヘミアンな生活を送っている。
ビジネスの成功と幸せ度は比例しない
ビジネスで成功している人は多いけど、心から幸せに満たされて生きている人は私は少ないと感じることが多い。
パソコン1台で、働く時間を完全にコントロールし自由な生き方のその先輩に私は憧れていて、お互いに関西出身ということもあり会ってすぐ意気投合し、今ではビジネス面だけではなく人生のメンターとして様々なことを教えて頂いている。
彼の運営する会社の詳細をちょこっと入れておきたい↓ 私も今ビジネス英語を特訓してもらっていて、本気で英語を学びたい人には私が心からオススメできるサービスである。
無料オンライン英会話イベントも毎週開催しているからそちらも興味ある方のために詳細を載せておく↓
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欲求の優先順位 マズロ―の法則5段階
その先輩の話は置いといて、人生で満たすべき欲求の話に戻りたいと思う。
欲求には大きく分けて5種類ある:
上から:
自己現実欲求:能力を発揮して創造的活動をしたい
尊厳欲求:他者から価値を認められたい(自尊心、地位、名誉)
社会的欲求:他者と関わりたい、集団に属したい(家族、恋人、仲間)
安全欲求:身の安全を守りたい(身の安全)
生理的欲求:生命を維持したい(睡眠、性、食欲)
下から順番に現れ、それがある程度満たされると次の欲求が出てくるというもの。
先進国の日本で暮らしている私たちの場合、下2つの生理的欲求と安全欲求は満たされている人が多い気がする。
3番目の社会的欲求もある程度の生活をしている中で、自然と満たせることは多い。
4番目の尊厳欲求からハードルが上がり、
モテたい、お金持ちになりたい、名誉を築き上げたい、認められたい、何かを創り上げたいという欲が出てくる。
人生で満たすべき欲求の優先順位 私の友達の話
承認欲求が強い彼
先日、仲のいい男友達と話していた。
「オレは誰にも負けないぐらいの金持ちになるんだ!」
何故かを聞く私。
「モデルたち何人にも囲まれて生きていきたいんだ!
モノガミーなんて糞くらえだ!
モデル全員を幸せにするぐらいの資金を作るんだ!」
アホちゃうか( ´∀` )って思いながら私は彼の話を聞いてたんだけど、
ま~この彼が遊び人で、お金もそこそこ持っていてイケメンだからモデルたちも寄っていくし彼もそれが大好きで、
若い時に何があったかは私は知らないけど、彼は承認欲求の塊だった。
で、なんとそんな彼が1ヶ月前に婚約した。
今ではフィアンセにぞっこんで立派なモノガミーと化した彼。
「1人のパートナーと心から通じ合うこと程幸せなものはないんだよ。魂と魂が通じ合っているんだよ。」
って深く語りだして、
私が、モデルたちを囲う金の亡者たちの名を挙げると
「あいつらは結局心は満たされてないんだ。愚かな奴らだ。」
ってぼろ糞に言ってて、
数か月前の誰かに似てる(*´Д`)
って思いながら私は彼の深イイ話を聞いていた。
その調子の良い彼は今凄く幸せそうだから、もう何でもいいんだけど。
きっと彼のフィアンセは全力で彼の承認欲求を満たしているんだと思う。
承認欲求が満たされた今、彼の欲求はお金一筋になり、毎週私にいくら儲けたかを自慢してくる。
満たすべき欲求 お金は成功の指標の一つ
ステータスが大事な現代
まぁさっきの男友達は極端は例なんだけど、
ツイッターのプロフィール欄に年収を書く人も多く、お金は地位や名誉の指標の1つになっていることが分かる。
20代の私たちからしたら、30代や40代で仕事をちゃんとしていて、愛する家族がいて、年収1000~2000万円で、優雅なライフスタイルを送っているのがめちゃくちゃかっこよく見えたりして、
どうやったら若くしてエリートになれるんだろうとか、こんなライフスタイルが送れるのだろうと考えることもあると思う。
地位、名誉というものが「成功者」の定義に直接的に繋がる時代だからこそ、そういう考えを持つのかもしれない。
それに憧れた結果、キャリアを積み上げることに時間を費やし20代を終える若者も多くいる。
欲求の優先順位 正反対の2人の男に出会った話
・エリートの道を歩む、仕事漬けの日々を送っている20代前半の若者と出会った。
新卒で大手企業に就職し2年で独立。自分のキャリアを築き上げようとしている彼は毎日朝から晩まで働き、彼女もいて婚約間近らしい。
まさに、エリートたちの安定した職、家庭、のライフスタイルを手に入れるために全力で動いている彼。きっとこのままいけば、彼は30歳を迎えるまでに今のゴールに達することになる。
・各国を放浪している日本人バックパッカーの若者と出会った。
陽気でその日暮らしの生活をしている彼は、自慢できるようなキャリアも特になく、ふらふらとしているように見えたけど、良いように言うと失うものがない分、今という時間を存分に生きているようにも見えた。
満たすべき欲求の優先順位
誰しもが持っている欲求を満たすには、
人生のどの段階で、どの欲求に時間を使うのかが重要だと思われる。
キャリアを積み上げるためには時間も費やされる。その分他の欲求を満たす時間が削られてしまう。
いざ、40代、50代の「成功者」と称賛されている人たちに会ってみると、意外と若いうちにできなかったことに対しての後悔を話す人は多い。
その優先順位が変わってしまうと失うもののリスクも大きい気がする。
若い時から積み上げてきたキャリアが軌道に乗り、
愛する家族もいて、仕事が安定した。
さぁ夢が叶いました、時間が出来ました。
そこから幸せいっぱいに残りの人生を送る人ももちろんいる。
ただ、私の周りにはそこから若いうちにできなかったことをする人数多くいて、
その人生の段階でネジを外すと家族、キャリア、今まで積み上げてきたもの全てを失う可能性がある。
逆に若い段階だと最悪、「若いから仕方がない」といった言い訳すら通る時もある。
欲求の優先順位 若いうちにリスクを取りたい
フリーランサーとして生きている私は、「価値のあるもの」さえ提供できれば、お金は後からついてくるものだと思っていて、お金と比例して、地位や名誉もついてくる。
もちろんその「価値のあるもの」を提供する為の勉強や努力は果てしないだろうし、好きなことで食べて行こうと思うと尚更大変で、それに時間がかかるのは当たり前のこと。
ただ、ミレ二アル世代に生きる私たちの時間の使い方は後からついてくるべきである地位や名誉に重視しすぎている気がしてしまう。
「若いうちにしかできないから。」
よく聞く一言だと思う。
若さという限られた時を使い、まだリスクの取れるうちに、お金以外の尊厳欲求にその時間を費やすことが幸せへの近道かもしれない。
あのエリートを夢見る若者が今のゴールに達した時、次の彼の欲求は何なんだろう。
「いくら進んでも、承認欲求を完全に無くすのはきっと難しいんだろうね。」
オンラインミーティング中に笑いながら言っていたあのハイパーボヘミアンな先輩は今、軽井沢でビジネス英語合宿の画策をしているらしい。
彼の次の『幻想』がどんな形になるのかが楽しみだ。
そんな彼が開催してる無料オンライン英会話イベントに参加してきた記事がこちら↓
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