痩せに対する憧れが非常に強い日本人女性。たとえ不健康な痩せ方であっても、体重が減っているだけで不思議と嬉しくなるのは私も同じ。
厚生労働省の年間の国民健康・栄養調査によると、平成29年の時点で、20歳代女性では約5人に1人、30歳代では約7人に1人が「やせ型」と判断されている。これは世界的に見て非常に高い割合。
BMI数値22が理想
ここでいう痩せ型とはBMI数値 (Body Mass Index) が18.5未満の人のこと。
BMI数値の出し方がこちら↓
体重 ÷ (身長 ✖ 身長) [身長は先にmに直す。]
BMI数値22が適正体重と見なされ、統計的に最も病気になりにくい体重と言われている。BMI18.5以下が痩せ過ぎと判断される。
ちなみにモデル業で食べている私のBMI数値は17.2…。
死ぬぞー!と思われた方、ノマドモデルは元気に生きております。私は骨太な体系でもないため、意外にBMI数値が低くても何の問題もない。そして意外と肉も付いている。
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むしろ私より骨格が小さくてもっと痩せ型の女の子は周りにたくさんいる。正直私はこのBMI数値はあてにならないと思っていて、適正数値の22になるには私の場合、今より体重を12キロ以上増やさなくてはならない。
病気になりにくくなる前に、職をなくしてしまう。
今回は過酷なモデル契約のために体型コントロールをしてきた私が、筋トレ無しでとりあえず1日の摂取カロリーを下げる減量をした場合のメリット・デメリットを説明する。
減量するうえでのメリット
・結果が目に見えるのが早い
体重を落とすことは、筋肉で体をひきしめることより遥かに簡単だ。3日食べないのと、3日筋トレをみっちりしたのとでは、食べない方が見た目としては違いを実感できる。筋トレの効果を実感するまでには時間がかかる。短期集中型の私が筋トレを嫌う理由はそこだ。とりあえず早く痩せたい人は、カロリー摂取量を減らそう。
・食費が減る
減量するうえでの一番の天敵は高カロリーである外食だ。外食を我慢するだけで、食費は一気に減るし、摂取カロリーも自然と低くなる。あれ、今日何食べたっけ?と思い夕方頃に何も食べていなかったことに気付くこともあり、普段から食費はそこまでかかっていない私だが、減量を始めると更に節約できる。
・小顔になる
体重が減ると同時に顔の肉も減るのは自然のこと。体よりも顔を見て痩せたことを指摘されることは多い。
・筋肉の線がある程度出る
人間にはもともとある程度の筋肉はついている。全体的に痩せるだけで、筋肉の筋は見えやすくなるし、ガリガリでも筋肉がうっすらとでも見えると体は自然と綺麗に見える。どれだけ筋トレをしても脂肪がその上に付いていたら結果見た目としての効果は実感しにくいし、体重も落ちない。
減量するうえでのデメリット
・極度な寒がりになる
業界あるあるとしても挙げられるが、現場で1番寒がっているのはいつもモデルだ。平均的に見て痩せ型のモデルには蓄えがなく、筋肉量も少ないため基礎代謝も低い。かつ、現場で1番動かないのもモデルだ。カメラマンさんやヘアメイクさんが汗だくになりながら仕事をしている中、被写体の私たちは体力消耗量が1番少ない。ファッションの撮影は季節が完全に逆転している。春夏コレクションの撮影は冬に、秋冬コレクションの撮影は夏に行われる。寒がりのモデルにとって薄着のなか冬に行われる撮影は地獄だ。私が海外で経験した撮影だと、氷点下近くのヒマラヤ山でTシャツ1枚のなか1日中撮影をしたり、雪の上に寝転ばされて下着撮影をしたり……殺す気かーっ!体の震えが止まらず今日こそは倒れるんじゃないかと思う経験を何度もしてきた。
・肩凝りが酷くなる
筋トレなしの減量は実は脂肪ではなく、筋肉が減っているだけ。基礎代謝が低くなると体の血流も悪くなり、体の凝りが酷くなる。肩周りの脂肪が少なめの私は数週間肩の筋トレを止めると肩凝りが酷くなり吐き気に襲われる。
・セルライトが目立つ
脂肪をつまむと見えるセルライト。筋肉量が落ちることによって更にそれがむき出しになってしまう。
・尻がなくなる!!
痩せを美の象徴として見ている日本人女性にありがち。私は尻にうるさい!
どれだけ綺麗な顔立ちでも筋肉がなく垂れ下がっているお尻を見ると残念に思えてしまう。痩せても女としての魅力は残したい。かといって日本人の骨格でプリケツを手に入れるには相当の努力が必要なことも重々承知している。2ヶ月半お尻を意識して筋トレをした時期があったが、他の筋肉とは裏腹に効果が全く実感できず挫折した。人のことを偉そうに言う前に私はとっとと尻トレを再開しよう。
筋肉量を意識する
ダイエットをするうえでカロリーコントロールは必要不可欠。しかし食べる量を減らすだけの減量法はなかなかのデメリットが伴う。筋肉量が減り基礎代謝が一度落ちてしまうと、食べだした時に脂肪がつきやすくなる。
運動も栄養バランスも気にせず、とりあえず痩せることがゴールになってしまっている人が多い。私もきっとそのうちの一人。ウォーキングやジョギングなど、少しでもいいから日々の生活に運動を取り入れて、筋肉量をキープできるダイエットを心がけたい。
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