前回紹介した、ホーチミン市内で1番古いと言われているエレベーターがある「カティナビル "Catinat Building"」。
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【ホーチミン観光】100年前のエレベーター に乗る オススメスポット
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ホーチミン中心地大型ショッピングモール「ビンコムセンター "Vincom Center"」の向かいにあるこの建物は、ベトナム人の間では非常に人気なショッピングスポットで、大手飲食店の「ポキ」や「コンカフェ」、そして人気ローカルファッションブランドが集結している。
女一人旅 ホーチミン穴場
今回の穴場はヤバい
いろんな意味に代替できる便利な一言、「ヤバい」。私事だが、何かを説明する時に「ヤバい」を言う人はあまり好きではない。良いのか悪いのかがさっぱり伝わらず、こっちが気を使ってその後を追求することでしか情報が頭に入らない。
とは言いながらも、私も口癖でよく使ってしまうから直していこう、うん。
今回私があえて「ヤバい」を使った理由は、このショッピングモールの最上階がいろいろな意味でぶっ飛んでいるからだ。
最上階になるとやはり客数は減り、混雑している1,2階とはまた全然違った雰囲気を味わえる。
ホーチミンで1番古いと言われている、100年前のエレベーターに実際に乗った記事はこちら↓
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カティナビル 最上階の独特な雰囲気
事務室、空き部屋、カフェ、空き部屋、空き部屋、ホームステイ(ホームステイ?笑)、そして居住スペース。集客が難しい最上階はまだ開拓され切っていない。
この階まで上がると更に薄暗く、ミステリアス感が増す。
私はこういう雰囲気大好きよ、本当に。
ライトのデコレーションを付ける前に片付けるべき所があるような気が…。
掃除が行き届いておらず、壁も汚れているため、無駄にホラー感が出ている。
今にも大きな槍を手にした三角頭が階段を上がってきそう(そして無駄に詳しい)。
そんな恐ろしいことを想像しながら放浪していると、通路奥に消えそうな電子看板が見えた。どうやらお店っぽい。
ホーチミン穴場 カティナビル最上階 謎のカフェ
この先行き止まりの通路…。ここで三角頭に鉢合わせたら逃げることはできない…!(まだ頭から離れない)
看板に書いてあることが気になり、近づいてみることに。
ヨーグルト、カフェ、ベトナム語でドリンク…。
電気付いてるし、営業してる?
いやいやいや…誰入るねん…と考えながらも覗いてみた。
人の家やないかい!と思わずツッコんでしまいそうになる。
とは言ってもわざわざ看板があるぐらいだから、奥にでもカフェが?と考え、軽く中を見渡すが人の気配すら感じない。
頭の中でホラーの想像がどんどん膨らんでいき、背筋が凍る。
耐えきれず、来た道を引き返す。
怖~!怖すぎる~。一人でぶつくさと呟きながらそそくさと立ち去る。
流石の私でも入る気にはならない。
私以上の変わり者には是非ともチャレンジしてもらいたい。感想教えてね。そして一人では絶対に入らないでね。
ろくな写真も撮れていないし再度チャレンジするべきか…と考えている矢先に、違うところから歌声が。
今度は何事だ。
女一人旅でも行きやすい「ニューウィン”NEWIN”」カフェ
女一人迷い込んだ先は…【ホーチミン穴場】
違うお店からバンドらしき歌声が聞こえてきた。一体なんなんだこの階はと思いながら、近づいてみる。
先ほどの自称カフェ屋さんの手前にある綺麗なライトインテリアが飾られた外観。ここはちゃんとしたカフェっぽい。ホっとする私。
ホーチミン穴場 バルコニー席が素敵なカフェ
「何か探してるの?」とカフェの前に立っていた女性に声を掛けられる。エプロンをしている、上品な見た目のおばさま。
「いえ、ふら~っと歩いてただけです」と私。
「じゃあうちに是非入って!」
じゃあの意味が分からないが、どこのお店にも特に入る気がなかった私は返す言葉に困る。
「あ~いや~、あの~」 丁寧に断る方法を考える私に対して、いいから是非入って頂戴!と半ば強引におばさま。
謎なカフェの次はこの強烈な勧誘カフェ。癖がありまくるショッピングモール最上階。
「何もオーダーしなくていいからとりあえず入って!」
お金意外に私から何を求めているんだ、と考えると逆に怖い。
そこまで言ってくれるのであれば少しだけ、と遠慮気味にカフェに入る。
暗い通路とは対照的に明るいスペースが見えた。
表の世界だ!(いい加減サイレントヒルから抜け出そう。)
店内ではベトナム人の若者たちが歌を練習していて、このお店だけ活気が凄い。
女一人旅 フレンドリーな人たちとの出会い
先ほどの上品おばさまが店内奥のバルコニー席に案内してくれた。
ベトナムによくある感じ。
真向かいには、できたばかりのユニクロが入ったパークソン・プラザが見える。カティナ・ビル最上階でしか味わえない、このオープンな景色。夜はきっともっと綺麗。
目の前はビンコムセンター。
1人の女性が外に挨拶をしに来た。フレンドリーで英語を流暢に話す20代前半ぐらいの女性。
上品おばさまが私のことを伝えたみたい。この女性がホーチミンの歴史にとても詳しく、外国人を対象にツアーガイドもしているそう。カフェのこともいろいろ教えてくれた。
貧しくて学校に通えない子供たちのためにチャリティーイベントを開催するらしく、その時に披露する歌を練習しているとか。
みんな無償でしてくれるんです、と若い女性。このご時世良い人もまだまだいるものだ。
どうやらあのおばさまはオーナーさんらしい。もともとは教師をしていたそうだが、数ヶ月前に念願のカフェオープンを果たした。
「ニューウィン "NEWIN"」優しいカフェ店内
結局、この若い女性と40分ぐらい話し込み、最後に店内を案内してもらうことに。
こういう見た目のカフェはベトナムにはたくさんあるため、説明は大幅省略する。写真を見て雰囲気を楽しんでもらえると嬉しい。
とても楽しそうにチャリティーイベントの打ち合わせをする若者たちを前にし、幸せってなんなんだろ~と考える、心が冷めきってしまったアラサー女。
写真をバシャバシャ撮り続ける外人に対して誰一人嫌な顔をしない。良い人たちだ。
左奥の螺旋階段が座敷タイプのロフトに続いている。
"Never Expect What Is Nothing." 英語が惜しい。
キッチンがやたらと可愛い。今日はよく写真がブレる日だな、と調子の出ないノマド女。
最後にお礼を言って帰った。
話し相手が欲しい時はいつでも来て!と先ほどの若い女性。オーナーさんも私に向かってにっこり。
迷い込んだアラサー子羊を温かく迎え入れてくれた、嘘みたいに良い人たちだった。
「ニューウィン "NEWIN"」友達ができるカフェ
このカフェのフレンドリーさは建物内のどのお店にも負けないと思う。
ローカルの人たちとの出会いを求めている人や、一人旅を楽しんでいる女性にも胸を張ってお勧めできる。
ワクワクする女一人旅先 【ホーチミン穴場】
ショッピングにカフェに歴史にと、楽しめることが多いカティナビル。
安価で可愛いローカルブランドの服を買い、人気ハワイ料理の「ポキ」でお昼を済ませ、100年前のエレベーターに乗り、ハノイ発祥の「コンカフェ」で定番メニューのココナッツコーヒーを飲み、100年前のエレベーターに乗り、最上階の謎のカフェを見、100年前のエレベーターに乗り、夜はビールを飲みながら「ニューウィン」で夜景を楽しむ…
すること満載のカティナ・ビルで、貴重な体験をしてもらいたい。
ホーチミンで1番古いと言われている、100年前のエレベーターに実際に乗った記事はこちら↓
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【ホーチミン観光】100年前のエレベーター に乗る オススメスポット
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ニューウィンの人たちにはとてもよくして頂いたから、最後は少しシフトしてニューウィンカフェの詳細で締めくくりたいと思う。
お店情報
超フレンドリー最上階「ニューウィン"NEWIN"」カフェの詳細がこちら↓
"NEWIN"
住所 : 26 Ly Tu Trong, Ben Nghe, District 1, Ho Chi Minh (4階)
営業時間 : 10:00am~10:00pm (平日)、10:00am~10:30pm (土日)
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