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インフルエンサーマーケティングって実際意味ある?起用される側が考えてみた

2020年5月23日

最近多くの企業がインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングを取り入れている。

私も有難いことにマイクロインフルエンサーとして様々なプロモーションのお話を頂くなかで、

インフルエンサーマーケティングに実際価値があるのかを考える機会が増えた。

起用する側の記事は多いけど、起用される側から発信している情報はなかなか少ないと思う。

インフルエンサーマーケティングを検討している企業の方は是非参考にしてほしい。

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インフルエンサーマーケティングの意図

インフルエンサーマーケティングはどうやって売り上げに繋がるんですか?という質問を企業の方から多く頂く。

結論を言うと、インフルエンサーマーケティングは直接的には売り上げには繋がらないと私は思っている。

なぜインフルエンサーを起用するのか

もちろん売り上げに繋げるためなんだけど、それは最終のゴールであって、売り上げの伸ばし方には幾つもの過程があるし、やり方も数えきれない程ある。

最終的にそれが全て一致して売り上げが上がるはず。1つでも要素が欠けてしまうと売り上げの伸びにも繋がりにくい。

その過程の1つとして、サービスやモノを「知ってもらう」ことが重要だと思うんだけど、そこでインフルエンサーの知名度を使ってその過程を早めるというもの。

マーケティングは継続のみ

私たち人間は旬な情報を取り入れて、古いいらない情報はどんどん排除するようにできているから、何か旬なモノがあっても、1ヶ月後あるいは2週間後にはまた忘れられているのが当たり前。

例えば1回のインスタグラムの投稿を、10万円でインフルエンサーが引き受けるとする。

その一時的に知名度をぐっと上げることはできるけど、その1回のマーケティングで全てが上手くいき売り上げに繋げるのはなかなか難しいはず。

次の日に買う人は一割以下

自分が買う側の立場だとした場合、

相当自分の欲しい物でない限り、そしてその人の熱狂的なファンではない限り

「この人が宣伝してる!今すぐ買おう!明日にでも行こう!」とはならないはず。

日常生活を送る中で、あ~そういえばあの人があれを宣伝していたな~とふと思い出すことの方が私は多い。

それはどれだけ有名な人を起用しても同じことであって、モノやサービスそのものがその人の為になるものじゃないと買わないことが多い。

だから、たとえどれだけお得なプロモーションをインフルエンサーが配信していたとしても、

その人がちょうどそのタイミングにそれを必要としてなかったら、その時にプロモーションを使ってくれないことがほとんど。

もっと言うと、例えその欲しいタイミングが来たとしても、

パッと「そうだ、あの人があれを宣伝していた!」

とリンクすることは少なくて、違う商品を買ってしまうことも多い。

一番手の付けやすいファッションであっても、

「可愛い!買いたい!」と思いつつも、

「あ~今服いらないしな~」とか「今月ちょっとお金ピンチだから給料入ってからにしよう」とか、

買うまでにも様々な条件があって、消費者の頭の中で一つずつそのモヤモヤがクリアにならないと買うまでの行動に繋げるのは難しい。

買う意思がないわけじゃないんだけど、実際にすぐにそれを行動に移す人はきっとその宣伝を見た1割以下。

そして実際買える状態になった時には、既に違う旬なものが目の前にあったりしてそっちにお金を使う人も多い。

私はモデルとして食べているんだけど、私たちも同じで、

「モデルが必要!あ~そういえばこんな子いたなぁ」とすぐにリンク付けされるように常にソーシャルメディアで情報を発信する必要があって、

その時一時的なマーケティングをして

「こんな子いるんだ!起用したい!」と思って頂いても、新作コレクションの発表のタイミングや予算の問題もあって、実際次の日にオファーが来ることはまずない。

だからマーケティングは継続に意味があるんだと日々感じている。

モデルの仕事が確実に取れる方法を書いた記事はこちら↓

モデルの仕事が確実にとれる方法 モデルとして食べる!

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インフルエンサーマーケティングは結果のトラッキングがしにくい

100%のトラッキングができないインフルエンサーマーケティング

全てオンラインの場合は別なんだけど、レストランや商品など、実店舗での販売の場合、消費者が何を見てお店に来たのかというトラッキングが非常に難しい。

有名インフルエンサーや芸能人の宣伝を見て、実際に私がそのモノやサービスを買う時に、「私あの人の広告を見て買いに来たんです~」と自分から宣言したことは今まで生きてきて一回もない。

つまり、かなり手の込んだカウンセリングやアンケートを実施しない限り、その売り上げが実際インフルエンサーの宣伝から来たものなのかというトラッキングがかなり難しいのが現状。

もっと言うと、「今日は何をご覧になってお越しいただきましたか?」と聞かれたところで

「そうですね~宣伝とかインターネットとか、知人から聞いたり~」と複数のことも多くて、

どれが一番効果的かは分かりにくくて、実際その複数のリマインドが人々の買うという行動に繋がることが多い気がする。

インフルエンサーマーケティングの意図を知らずインフルエンサーを起用するのは大きな間違い

インフルエンサーは短期的結果よりも長期的結果に繋がることが多い。

そもそもインフルエンサーを雇えば売り上げが上がるって考えている場合はインフルエンサーマーケティングを起用しない方がいいかもしれない。

即効性ではなく、今後の売り上げの投資と考える方がインフルエンサーマーケティングは合っている。

インフルエンサーマーケティングを活用するべきタイミング

・サービス・モノの知名度を上げたい

・ブランディングに繋げたい

インフルエンサーマーケティングを活用しないべきタイミング

・今すぐ分かりやすい何らかの数字がほしい

この場合はインフルエンサーマーケティングではなく、お得キャンペーンやソーシャルメディアを使った広告宣伝の方が効果が高い気がする。

私たちインフルエンサーはその責任を負わされがちなんだけど、私たちにもできることとできないことがあって、サービスを知ってもらう機会になることは保証できるけど、売り上げが上がる上がらないはその先の問題。

インフルエンサーマーケティングを検討してる方はもう一度、本当にそこに投資するべきかを考えてほしい。

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