モデル事務所と契約を結びました!あるいは、フリーランスモデルとしてやっていくことを決めました!
さぁ!ここからどうやって仕事取るんだ?
「あら大変、仕事がない。」
「オーディションに受からない。」
モデルたちの一番の悩みの種。
毎日バイトをしながらオーディション情報や仕事案件を待つ日々。
なんでだー!これだけ頑張っているのに!って思う子も多いはず。私もずっとそれに悩んできたモデルのうちの1人。
そんな私は現在海外でモデルとして食べている。
所属モデル、フリーランスモデル、日本、海外関係なく、共通した仕事を取る方法があるから、この記事では私が各国でどう仕事をとってきたかを説明する。
ヨーロッパ、アメリカで活躍してきたモデルたちも全く同じ方法を使っているから是非参考にしてほしい。
モデルの仕事が確実に取れる方法 ノマドモデルの私
この記事の信頼度:
モデル歴9年の私はノマドモデルとして各国でモデルの仕事をしてきた。
今までの私の契約オファー先:
大阪、東京、ニューヨーク、ドイツ、サンパウロ、バンコク 、ソウル、香港、インド、上海、マニラ、イスタンブール、そしてホーチミン。
足してみると70契約程。有難い限り。現在は独立して、フリーランスモデルとして食べている。
モデルの仕事が確実に取れる方法 競争率
モデルの仕事 競争率の高いモデル界
モデル界は世界中どこでも共通して、所属モデルだけで数百人~数千人単位のモデルが戦っている世界。そこにフリーランスモデルを足すともの凄い競争率になる。
もちろん自分のルックスにより、仕事の取りやすい国が決まってくるから、自分の強みはどこだったら活かされるのかを考えるのも大切。
モデルの仕事が確実に取れる方法 オーディションの定義
まず、オーディションはなぜあるのか。
これを考えるといろいろと見えてくるものがある。
オーディションは、クライアントが自分の企業・ブランドに合ったモデルを発掘するもの。
もちろん演技力や人としてどんな子なのかを見たいという場合もあるけど、基本
「今回の撮影はこんなモデルが欲しい!」
ってなった時に、じゃあそのモデルがどこにいるのか分からない、どこから探したらいいのかが分からないクライアントが多く、オーディションを開催するキャスティング会社やモデル事務所に問い合わせ、100人単位のモデルオーディションを開催して、その中から選定することが多い。
規模、労力、時間を考えると、選んでいるクライアントにとっても選ばれているモデルにとっても大変な作業。
オーディションを開催するほとんどのクライアントに対して言えることは、どんなモデルがいるのかを把握していないケースが多い。
これだけ頑張っているのに!って思ってるモデルたち、
頑張り以前にきっと存在を知られていないから、その頑張りすら周りには見えていない。
それってなんて勿体ないことなんだ!!
モデルの仕事が確実に取れる方法 まずは知ってもらう
オーディションが必要じゃないケース
どこかでモデルの写真をぱっと見て、クライアントが既に
「へ~今こんなモデルがいるんだ。この子誰なんだろ~。」
と何となく把握している場合、
オーディションなしで直接事務所やモデル自身にオファーが来る確率が一気に上がる。
それか、オーディションが「その子に会ってみたい!」という、
選定のためではなく最終確認をするためのもの
になるから競争率が一気に下がる。
覚えてもらえている時点で既に他のモデルよりは仕事を取れるチャンスが上がっている。
オーディションにも行かず仕事1本とれたら最高な話。
ではそれをどうやるのか。
モデルの仕事が確実に取れる方法 まずは1本
モデルの仕事 1本目
どれだけ安い単価の仕事でもいいから、1本目を取ることにフォーカスすること。1本の仕事の取り方が分かったら、あとはその努力を50回、100回って繰り返すことで仕事数が増える。だからとりあえず1本。
では実際に、どうやって初めの1本を取るのか。
モデルの仕事が確実に取れる方法 印象付ける
さっきの「へ~今こんな子がいるんだ。この子誰なんだろ~。」のところまでどうやって持っていくかを考えるべき。
もちろん仕事を取っていくうちで自分の写真がブラントや企業のソーシャルメディアや店頭にアップされると、自然と人の目にはつくもの。ただそれができないから仕事が取れないと悩んでいるはず。
これを仕事を取らずにする方法が1つある。
モデルの仕事が確実に取れる方法 鍵はテストシュート
テストシュートの本当の定義
そう、モデル誰もが通る道、テストシュート(作品撮り)。
お金も何も出ないこのテストシュートが、仕事をとるために何よりも大事。
そりゃ、良い作品をモデルブックに追加するために大事でしょって思うかもだけど、ポイントはそこじゃない!
作品撮りをするとほとんどの確率でその写真をフォトグラファーやヘアメイクアーティストが個人のソーシャルメディアなどにアップする。
彼らは業界人との繋がりが強いから、きっとフォロー・フォロワーの中にも業界人やブランド関係者が多いはず。
もちろんいい作品をモデルブックに追加することで書類選考時やオーディション時に通る確率を上げることが出来る。
ただここで話しているのはオーディションの前に既に覚えてもらう方法。
テストシュートのもう1つの役割は、「自分の写真をモデル業界に循環させる」というもの。
モデルブックにいい作品を追加する以上に大切な役割がある。
つまりテストシュートには宣伝効果があることになる。
事務所もそれを分かっていてモデルたちにテストシュートを促進する。
テストシュートを繰り返すことで、自分の写真が常にモデル業界に出回った状態になり、それがモデルとしての自分の広告・宣伝となる。
ウェブマーケティングと同じで、何回も同じ広告を流すことで人の記憶に印象付けることができる。
1回だけじゃ覚えている人は少ないけど、それが何回ものテストシュートでいろんなクリエーターが自分の写真をアップすることにより
「この子の写真最近やたらとあがってくるけど、一体誰なんだ??」
って思わせることが出来ればこっちのもの。
そこから何回もそれを続けるだけ。
まずは人の記憶に印象付けることで自分の存在を知ってもらう。
「私ここにいるんですよ!」アピールが何よりも大事。
バンバン自分の写真が様々なクリエーターのページに上がることによって
「一体この子誰なんだ?」が「お~!やたらと撮影が多いこの子!」に印象が変わる。
テストシュートを繰り返すと言うことは、フォトグラファーから「この子の写真を撮りたい!」って思われていることになるから自然と「良いモデル」としての印象を与えることもできる。
私の海外で経験した地獄のテストシュートのお話はこちら↓
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タイトルなんてどうでもいい。10日目 生きて帰りたい旅
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モデルの仕事が確実に取れる方法 ギャラ交渉をしない
モデルの仕事オファーの始まり
テストシュートを何回も繰り返し、自分の写真が常にアップされている状態をキープできると撮影オファーが少しずつ入ってくる。
この時にギャラ交渉はせず、最初はどれだけ安くても引き受けることが大事。
きっと一本目はもの凄く単価が安いだろうし、正直自分のモチベーションも下がってしまう。
でも、テストシュートにかけていた時間が次は仕事に変わることで、「自分のタダの広告」が「少しお小遣いが出る自分の広告」へと変わっていく。そしてまたその作品がモデル界に出回る。
それを続けていくうちに自然と、モデルブックの中もテストシュートの写真ではなく、仕事の写真で埋まっていく。これがモデルの実績として自分の武器になる。
とりあえず今の段階では単価どうこうではなく、できるだけ多くの仕事を取り、みんなに
「この子誰か分からないけど、やたらと最近仕事取ってるな~!」
と思わせることが最初のステップ。
それを繰り返すうちに
「ちょっぴり勢いのある新人モデル」として覚えてもらうことができる。
これを何十回と繰り返すことで、「ちょっぴり勢いのある新人モデル」から「注目されているモデル・活躍しているモデル」へと人々の印象が変わっている。
値段交渉をするべきなのはこの段階に来てから。
モデルのギャラのリアルの話↓
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タイトルなんてどうでもいい。30日目:モデルのギャラのリアル
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ここで事務所に入っているデメリットが1つ。
新人モデル、あるいは経験はあるんだけどその町ではまだ知られていないモデルの場合、クライアントも高くお金を出して起用するべきかどうか迷うのは当然で、
この子を起用してどれだけの利益に繋がるのか、それが分からない場合クライアントも確実に利益に繋がりそうな、既に業界で知られているベテランモデルを起用することがほとんど。
ここで事務所に入っていると、安い単価の仕事が自動的に断られてしまうケースが多い。あるいは自分指名の案件が入ったところで、事務所のネームバリューを下げられないからマネージャーが単価交渉に入ることがほとんど。そして結果として仕事に結びつかないことが多い。
事務所はネームバリューが大事で市場価値を下げれない。
「あの事務所のモデルもっと安くで起用できる」と覚えられてしまうと結果として事務所の価値が下がることになる。
つまり、単価が高い案件しか扱っていない事務所の場合、新人モデルにとっては上にのし上がりにくいシステム。
フリーランスモデル化事務所所属で迷っている人のための記事↓
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モデルの仕事が確実にとれる方法 ソーシャルメディアによる露出
「写真を循環させること」がポイントと説明したけど、テストシュート意外にもう一つ方法がある。
自分のソーシャルメディアを育てること。1万人ほどフォロワーがいるとブランドからも自然と声がかかる。
小さな努力の積み重ね
テストシュートという小さい努力の積み重ねが小さい案件に繋がり、小さい案件が大きな仕事へと繋がる。
誰でもできるけど、根気と努力が必要。日本国内でも海外でも使える方法だから是非試しいみてほしい。
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