モノの売り方と人の売り方は似てる点が多いと私は思う。
この記事では、フリーランスモデルとして海外で生活している私が、モノの売り方と人(ここで言うモデル)の売り方を比べてながら、私がモデルの仕事単価を上げた流れを説明する。
この記事の信頼度:
モデル歴9年の私はノマドモデルとして各国でモデルをしてきた。
今までの私の契約オファー先:
大阪、東京、ニューヨーク、ドイツ、サンパウロ、バンコク 、ソウル、香港、インド、上海、マニラ、イスタンブール、そしてホーチミン。
足してみると70契約程。有難い限り。現在は独立して、フリーランスモデルとして食べている。
モデルの仕事単価
モデルをしている人は分かると思うけど、仕事単価はピンキリ。広告媒体が大きければそれだけ単価も上がるし、仕事量などでももちろん変わってくる。1万円から、100万、200万円の世界。
フリーランスモデルとして海外で食べている私の値段交渉の流れ
ブランドさんから仕事オファーが来る
↓
詳細を事細かに聞く(仕事量や媒体を理解するため)
↓
バジェットの決まっていないことが多く、こちらに幾らなら引き受けてもらえますか~?と聞くクライアントが多い。
↓
私の受けたいと思う金額を伝える
↓
そこで通ったらOK。それが通らない場合、最大限出してもらえる金額を聞く。
軽く流れ的にはこんな感じ。
もちろん最初からバジェットが決まっている案件もあって、そこから交渉に入ることもある。
当たり前のことなんだけど、
値段交渉ができる立場まで自分の価値を上げない限り交渉はできない。
それができるようになるための記事がこちら↓
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モデルの仕事が確実にとれる方法 モデルとして食べる!
続きを見る
私たちモデルを起用する中で、クライアントも色々と考える訳で、このモデルを起用してブランドイメージがどうなるのかとか、どれぐらいの利益を見込めるのかとか、
で、この自分の価値っていうのは積み上げることでしか上がらない。
私の経験上、楽して仕事単価を上げることはまずできない。
それをじゃあどう積み上げていくのか。
モデルの仕事単価の上げ方 全て積み上げ式
払う金額が上がっても、この子にモデルがしてもらいたい!
モノの売り方の場合、値上がりしてもこの商品を買いたい!
って思ってもらわないと単価を上げることはできないから、結局そう思われるまでコツコツとやっていくしかない。
筋トレや言語習得と一緒で、ビジネスも積み上げることでしか成長しない。
そして私はモデル業を運ではなくビジネスとして見ている。
世界トップ事務所の受かり方も、仕事の取り方も一緒で、小さいことの積み重ねが基本大事を考えている。
トップモデル事務所の受かる方法を書いた記事がこちら↓
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世界トップモデル事務所に受かる方法 日本と海外でモデル業
続きを見る
そしてアジア各国のトップモデル事務所リストがこちら↓
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各国のトップモデル事務所リスト【アジア編】海外でモデル業
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モノの売り方と人の売り方を比べる
新しいモノ(サービス)を売る流れ
STEP1:まずは商品を知ってもらう
よくサービスでやっているのが30日無料キャンペーンだったり定期便初回割引だったり、その商品にどれだけの価値があるのかを理解をしてもらう必要がある。
STEP2:STEP 1を続ける(数ヶ月なのか1年なのか)
STEP 3:認知度が上がる+使う価値があると判断され、そこから単価を上げることができる、あるいは有料サービスにできる
モデルの仕事単価を上げる流れも全く同じ
STEP1:まずはモデルとして知ってもらう
どんな単価の仕事でも引き受ける。テストシュートをしまくる。
STEP 2:仕事を順調に取り出し、自分の写真が常にどこかのブランドのページやお店にアップされている状態まで頑張る
仕事が確実に取れる方法を書いた記事がこちら↓
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モデルの仕事が確実にとれる方法 モデルとして食べる!
続きを見る
STEP 3 : 人に覚えてもらる。
STEP4 : それをひたすら続けることで、自分のネームバリューが上がり、単価交渉もできるようになる。
仕事単価を上げるためのネームバリューの上げ方
ネームバリューを高める重要さ
ネームバリューが高ければ高いだけ、単価も上がってくる。
「あの子は有名、影響力があるモデルだからうちの商品が売れる」だけじゃなくて、
「あの子は良いモデル」と業界の中で言われるのも1つのネームバリュー。
業界の中で良いモデルとして知ってもらうことが始まり
業界でいう良いモデルとは
あの子はポージングができる、どんな服でも雰囲気を作ってくれる、などモデルとしての自分のレベルを上げる必要がある。そのためには体型キープ、どんな撮影にも対応できるためのポージング・表情練習は必須。
体型キープのための、私がプロのトレーナーからもらったダイエットリストがこちら↓
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ダイエット【食生活チェック項目】1週間で効果が目に見える~モデル専門トレーナーとの日々
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モノの売り方も一緒で商品やサービスのクオリティーキープは必須となる。
業界の中でクライアントやフォトグラファーに「一緒に仕事が出来て良かった」と思ってもらえるようなモデルになったら自然と仕事は増える。
仕事単価を上げるタイミングも重要
仕事単価を上げてもいいと自分で定めるタイミングが重要で、自分のことを安売りすることも良くないから、そのマーケットの相場等は事前にリサーチするべきだし、常にアンテナを張って、モデルとしての自分が今どの立ち位置にいるのかを把握しないといけない。
客観的に見て、自分(モデル)という商品に今どれぐらいの価値があるのかを定めることが大事。
業界の人から「あなた最近よく仕事とってるわね~」と言われ始めたらチャンスと思っていいと思う。ファッション業界は意外と狭いから、この段階に辿り着くのは早い場合もある。私はこれを50回ぐらい言われた段階で、そろそろいいんじゃないかと思い、仕事単価を上げ始めた。
ただ、それだけじゃなくて、結局ブランドや企業が相手にしてるのは一般の人々だから、そこでの知名度があればさらに仕事単価を上げれるようになる。
普段外を歩いていて、ある程度声をかけられるようになったら、自分の知名度が上がっていると認識していい。
仕事単価を上げる方法 データ化する
誰から見ても分かる数字
クライアントにも満足してもらえるように、私を起用したらこれだけは売れる見込みはありますよ~と言えるぐらいの誰が見ても分かる数字があれば、めちゃくちゃ強い。
その分析の仕方はいっぱいあるから自分が一番やりやすいものを選べばいいと思っている。
例えば、ソーシャルメディアで自分がプロモートした時に何人の人が見るのか(インプレッション)だったり、そういうものがはっきりと分かっていれば、値段交渉の材料として使うこともできる。
モデルの仕事単価の上げ方 まとめ
モデルとして仕事単価を上げるために一番大事なものはネームバリューだと言えるから、それをどう上げるかにフォーカスするのが単価を上げるための近道だと考えられる。それはモデルじゃなくて全ての商品(人を含む)に言えることだと私は思っている。
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